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プログラミング、3DCGとその他いろいろについて
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統計を使う時気をつけなければいけないことの1つは、因果関係です。火事だから消防車が来たのか、消防車が来たから火事なのか、統計データからは判断しにくいのです。ふつう、ここから得るべき教訓は、「火事が起きたからといって消防車を放火魔と考えてはいけない」ということだと思いますが、このページではある種の冗談として、現実世界の因果関係を逆転させたらどんな不条理なことになるかを確認してみたいと思います。じっさいにどんな奇怪な結果になるのかを見れば、心の底から原因と結果の区別に注意を払うようになるでしょう。
→成績が悪いから、勉強しない
成果を実感できないのに何かを続けるような人はよっぽどのマゾヒストです。
→自動車保険があるから、交通事故が起きる
いわゆるモラルハザードです。
→工場を増やしたから、儲けが増える
資本主義です。
→発火したから、温度が上がる
燃え広がります。
→私がトイレットペーパーを買うから、みんなもトイレットペーパーを買う
オイルショックです。
→布団を敷けたから、寝る
おやすみなさい。
→ランの花が長くなったから、ハチドリのくちばしは長くなった
お互いに進化がエスカレートしていく、いわゆる共進化です。
→私が空に月を目にするから、月は存在する
私が月を目にすることは既に決定していて、その後月が確率の雲から具現化されるというわけです。
→私が存在するから宇宙は存在する
強い人間原理というやつです。
どうでしょう?どれも現実にはありそうもないことばかりです。原因と結果を取り違えるのは極めて危険だということが理解できましたね。