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プログラミング、3DCGとその他いろいろについて
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ランダムウォークを逆再生すると、散らばった粒子が一点に集まります。そのシミュレーションである時間逆転ランダムウォークを一点に集まった状態から始めると、一点から広がりまた集まるパターンを描きます。一見大きく性質が違うようですが、これは質的な違いと言うよりは、一点に集中するまでの時間という量的な違いです。
ではそのシミュレーションを見てみましょう。
これはランダムウォーク(みどり)と時間逆転ランダムウォーク(むらさき)のシミュレーションです。「ゴールまでの時間」を充分に大きくすると、両者は区別できなくなります(たとえば100000にしてみてください!)。両者を厳密に区別することは出来ません。
実際、ランダムウォークはランダムなので時間逆転ランダムウォークと偶然全くおなじになってしまう可能性だってあります。充分な時間をかければ、ランダムウォークだってゴールに辿り着くのです。
時間逆転ランダムウォークとは、「ゴールまでの時間」を縮めたランダムウォークだとも言えるでしょう。両者の間には連続性があります。