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プログラミング、3DCGとその他いろいろについて
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情報の保存のしかたは無限にあることを確認します。
情報の保存のしかたは無限にあります。ここで言う「無限」とは比喩ではなく、本当に無限にあります。粒子が左の部屋にあるか右にあるのかという単純な情報さえも、記録するのに文字通り無限のやり方があるのです。
以前の繰り返しになりますが、最も単純なのは、粒子の位置のミニチュア版を作るというものです。太古の人類が洞窟の壁に自分たちや獲物のミニチュア版を描いたのと同じ発想です。
もちろん、子供がお人形遊びをするのもこれと同じですし、ニュースで模型を使って説明するのもこれと同じです。
左にあるか右にあるかの区別ができればいいのですから、左右反転して記録しても問題ありません。
90°回転することもできます。
粒子の種類で情報を記録することもできます。
ここでは粒子の色を変えていますが、より現実的には、粒子の形を変えることによって情報を伝えることも出来るでしょう。たとえば、DNAはA,T,G,Cの4種類の分子によって情報を記録しますが、それぞれ形が違います。
粒子の数でもいけます。
このやり方は、あなたが今目にしているディスプレイと同じ考え方です。ディスプレイには白いところと黒いところがあって、黒いところで文字を表す事が多いですが、白と黒の違いはそもそもそこからやってくる光子の数の違いなのです(白い方が多くて、黒い方はとても少ない)。
もはや、やり方は無限にあるということはおわかりでしょう!!粒子の数で記録する方法だけで考えても、この数字は3と6でも、4と8でも、どんな数字とその2倍の数でもよく、可能性は無限にあります。
私達が紙に右とか左と書くのさえ、紙の上にえんぴつの粉のパターンを作り情報を記録しているに過ぎません。まあ、コンピュータが電子をミクロの部屋の中に入れて情報を記録するのに比べればすこし洗練さに欠けるかもしれませんが、何かの粒子の位置によって情報を記録するという点は共通しています。情報の記録方法にはかなりの自由が許されます。だからこそ地球上には数多くの言語があるのです。
では情報の記録のしかたは完全に自由なのでしょうか?そうではありません。情報には必ず解釈が必要です。ミニチュア版と左右反転ミニチュア版は両方共正しい情報の記録のしかたになりえますが、それもきちんとその情報を解釈するシステムがあってこそなのです。つまり誰にも読めない汚い字(書いた当人にすら読めない!)には意味はありません(もちろん、遠い未来に開発される超コンピューターに解読できるなら、ちゃんと意味はあります)。情報の記録方法は自由ですが、それでも優劣は歴然として存在しており、意図したとおりに解釈されやすい方法の方が優れているのです。
やり方に優劣はあるものの、間違っていない方法は無限にあります。やり方が無限にあるのはどうしてでしょう?それは、最後に解釈がうまくいくなら、途中のやり方は自由だからです。途中のやり方だけを取り出してそれが正しいか間違っているか論じることに意味はありません。終わりよければすべてよしというやつです!