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プログラミング、3DCGとその他いろいろについて
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最もかんたんな論理ゲートの一つであるANDゲートを使って、人間の精神活動において大きな役割を果たしているとされる注意のシミュレーションをしてみます。
ANDゲートは、2つの入力を受け取り、1つ出力する論理ゲートです。次の図のように、ふたつとも■のときだけ■を出力します(入力のどちらかが□なら□を出力):
※これは人間の脳細胞であるニューロンでかんたんに実現できます。ニューロンは複数の入力を受け取り、十分な量の入力があれば発火するからです。ANDゲートは、2つ入力を受けたときに発火するニューロンとみなせます。
「注意」キャンバスの上でマウスカーソルを動かす:注意の場所が動きます。
人は普段、視界に入るものを意識しません。目の前の人が何色の服を着ているかは、目には見えていても意識していないのです。しかし「この服は何色ですか?」と聞かれたら、服に注意を向けて意識するようになるでしょう。
これはそのような状況のシミュレーションです。「意識」キャンバスには「現実」の一部しか表示されません。「注意」で黒くなっている場所しか「意識」には表示されないのです。
そのようになるのはANDゲートを使っているからです。ANDゲートが「現実」と「注意」の両方が■になっているときだけ、「意識」を■にするのです。どちらかが欠けていれば□です。