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プログラミング、3DCGとその他いろいろについて
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ここでランダムウォークのエントロピーを計算しましたが、これよりもっと単純で理解しやすくしかも応用が効く考え方で計算するのが今回です。今回は、観察者はだるまさんがころんだのようにランダムウォークから完全に目を離し、その間上昇していくエントロピーを計算します(前回は、ランダムウォークを中途半端に観察して、その中途半端な観察結果からエントロピーを計算していました)。目を離していたら対象に対する無知が大きくなるので、エントロピーも大きくなっていきます。
このプログラムはランダムウォーク粒子1つが持つエントロピーを計算します。左のキャンバスは粒子の軌道を描き、右のキャンバスにはそのエントロピーを描いています(振ってある数字はエントロピーの値です。2なら2ビットであることを意味しています。)。
はじめ観察者はランダムウォーク粒子の位置を知っているのですが、シミュレーションがスタートすると同時に目を離します(だるまさんがころんだのようにそっぽを向くのです)。エントロピーとは観察者の対象に対する無理解のほどを数字で表したものですから、ランダムウォークから目を離すとどんどん不確定要素(左のキャンバスの灰色の領域)が増えて時間とともにエントロピーも上昇するわけです。
勝手に動き回るものは、見張っていないとエントロピーがどんどん大きくなるわけです。