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プログラミング、3DCGとその他いろいろについて
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完璧な言語というものがあったとしたら、物体の状態を完璧に表現することが出来るでしょう。そして、十分な物質を加工する能力さえあれば、表現からオリジナルの物体を再現することも可能でしょう。つまり、完璧な言語があれば、完全に過去と同じ状態を再現できるはずなのです。
あなたがとても素晴らしい絵を見たとして、それを他の人に伝えたくなったとします。しかしあなたはそれを諦めてしまうことになります。この絵の素晴らしさは言葉では言い尽くせない!というわけです。しかしもしあなたの使っているのが、未来の技術で設計された、完璧な言語だったとしたらどうでしょう?
もし完璧な言語による完璧な表現を、完璧な画家が聞いたら、きっと元の絵を完璧に再現してくれるでしょう。それが人に完璧に物を伝えるということの意味です。つまり、伝えたい物体の情報が言語を経由して、未来に現れるというのが完璧な言語による表現の条件なのです(下の図)
こんなことは到底不可能だと思われるかもしれません。絵の素晴らしさは言葉では到底表現できないものだと。しかし、あなたが使っているコンピュータが行っているのはこれなのです。ネット上にはたくさんの画像がありますが、これらは画像そのものとして光ファイバーの中を伝わっているのではなく、0と1の、画像を表現するある種の言語として伝わっているのです。そして、画像データをディスプレイに映し出すシステムが「完璧な画家」なのです。実のところ、完璧な言語というのは単なる思考実験による夢物語ではなく、あまりに身近なため、私達がそれに気がついていないだけなのです!