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プログラミング、3DCGとその他いろいろについて
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通常、物理学者が(遊び半分で)タイムパラドックスについて考える時、タイムパラドックスの起きる歴史を引き算して確率を考えます。ここでは逆に、(同じことですが)パラドックスの起きない歴史を割増しすることで確率を計算してみましょう。
エントロピー増大の法則こと熱力学第二法則は、しばしば「宇宙は時とともに乱雑になっていく(ゆえに我々はいずれ滅ぶ)」という悲観的視点から語られます。しかしこのページでは、実はこの法則は、人類が全宇宙を支配する保証となってくれていることを示します!
量子力学の2状態ベクトル形式は、宇宙の終状態がすでに決定していて、それが時間をさかのぼって現在に影響を与えているという考え方です。真偽はさておき、この論理で遊んでみます。この考え方は、量子力学以外にも応用できそうです。「これから行うコイン投げの結果が表になるか裏になるかはすでに運命によって決定されている。まあその運命は誰も知らないので予測は不可能なのだが」というわけです。
今回は量子力学の解釈の一つ、2状態ベクトル形式についてです。2状態ベクトル形式では、宇宙の歴史は既に最後まで決まっていると考えます。
前回の経路積分のページではラグランジアンという概念を使いましたが、それがどうしてそういう計算になるのかについては全く述べませんでした。今回は、それについてかんたんに理解できる説明をします。