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プログラミング、3DCGとその他いろいろについて
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「知り合いをたどっていけばどんな人にもすぐにたどり着ける」というスモールワールドという仮説があります。「知り合いの知り合いの知り合いの…」と間に6人挟むだけで世界中の人と繋がれるのです(世界はせまい)。それを図示するデモプログラムを作りました。
物理学ではあるシステムがカオスかどうかを判断する時、似ている2つの軌道が時間の経過によって指数関数的に離れていくかどうか(リアプノフ指数)をチェックすることがあります。もし指数関数的に離れていくのなら、蝶の羽ばたきが増幅され竜巻を引き起こすこともあるかもしれません。カオスの可能性があります。しかしこの基準のみでカオスかどうかを判断するのは明らかに無意味です。なぜなら、もしあなたが意識を持ったソフトウェアで、コンピュータの中で実行されているとしたら、実行速度を指数関数的に遅くしていけば、外の世界ではカオスでない現象も内部からはカオスに見えてしまうからです。
科学はしばしば問題をいくつかの小さな問題に分解して一つ一つ対処します。これ自体は私達がほとんど無意識にしていることですが、ここではこのような手法を取ることのメリットについてもうすこし厳密に考えてみましょう。
マンボウの一生を図にすると、「子供から大人になり、卵を生む」というようなものになるでしょう。しかしこれは明らかに間違いです。ほとんどのマンボウは死んでしまうからです。この図は明らかに生存者バイアスで歪んでおり、真のマンボウの一生の図は、「何も残せずに死ぬ」でなければいけないのです。