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プログラミング、3DCGとその他いろいろについて
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お金は何もないところから湧いてきませんが、タイムマシンで未来の自分から送られてくるという可能性はあります。もしそうなったら、その金を元手に儲けて、過去の自分に送らなければいけません。
もし今すぐ億万長者になりたいとしたら――しかも勤勉に働く気も銀行に借りに行く気もなかったとしたら――どうしたらいいでしょう?もちろん、未来の自分にお金を送ってもらえばよいのです!あなたが今、「未来の自分は億万長者になっているだろうから、今日の日付に大量のお金を送ろう」と決心したら、魔法のように札束で一杯のタイムマシンが現れるのです。
タイムパラドックスを避けるため、あなたはやがてそのお金を自分で過去の自分に送る必要がありますが、その頃には貰ったお金で大儲けしているでしょうから問題ありません。銀行で借りる場合と違って、「利子」はタイムマシンの燃料くらいなもんです。
これは、未来がこれまでとは違うものになる、ということを意味しています。未来から何かがやってくるということは、過去の世界からは予測できないものが突然あらわれるということだからです。もし現状に不満があるのなら、タイムマシンで一か八か賭けてみるのも良いでしょう。
タイムマシンによる因果律のループからは、理屈の上では何が出てきてもおかしくありません。自分が自分の原因だからです。理屈では、素晴らしい絵画や音楽が未来から送られてくる可能性だってあります(そして未来の自分はそれを複製して過去に送ることになるのです)。
しかし、可能性はすべてが対等というわけではありません。未来の自分から爆発寸前の爆弾が送られてくる可能性はありません。なぜなら、そんなことをしたら自分は死んでしまい、爆弾を過去に送れないからです。未来の自分から送られてくるのは、それによってそうなる可能性があがるようなものが多いでしょう。今回のお金のケースでは、お金があるとさらなるお金を儲けられる可能性が上がるので、お金が送られてくる可能性が多いというわけです。
注意してほしいのは、良いものだけが送られてくるとは限らないという点です。未来の自分から、「私は不治の病にかかってしまう」というようなメッセージが送られてきたら、ショックで体調を崩し、メッセージが本当になってしまうかもしれません。良いものであれ悪いものであれ、自分自身を再生産するようなものが未来からは送られてくるというわけです。