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プログラミング、3DCGとその他いろいろについて
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これまで時間逆転ランダムウォークのシミュレーションはたくさんしてきましたが、時間が直行した――時間軸が180°ではなく90°ずれた――ランダムウォークはどのようになるのでしょうか?
スタートボタン:シミュレーションをスタート。もう一度押すと一時停止。
3Dキャンバス上でドラッグ:回転する。
3Dキャンバス上で右ドラッグ:横や上下に移動
3Dキャンバス上でマウスのホイールを回す:近づけたり遠ざけたりする。
このシミュレーションは時間逆転ランダムウォークならぬ時間直交ランダムウォークです。時間逆転ランダムウォークは普通のランダムウォークの時間軸を180°回転させたものとみなせます。未来から現在にやってくるランダムウォークです。いっぽう、時間直交ランダムウォークは時間軸が90°回転しています。わたしたちにとってのx軸が時間直交ランダムウォークにとっての時間軸になっているのです。
3Dキャンバスに表示されているのはその世界線です。2つのランダムウォークが直行しています。オレンジ色が時間直交ランダムウォークで、緑色が普通のランダムウォークです。
2Dキャンバスに表示されているのはそれをわたしたちの時間から見たものです。緑色はわたしたちと同じ時間が流れているので普通のランダムウォークに見えますが、オレンジ色のほうはある時突然横から猛スピードで流れてきたかのように見えます。
おもしろいのは、3Dキャンバス上では時間直交ランダムウォークは左からやってきているにも関わらず、2Dキャンバス上では右からやってきているようにみえるという点です。これは図で見れば一目瞭然ですが、あえて言葉で表すなら、最初の時間直交粒子がわたしたちの目に触れた時、時間直交ランダムウォークのスタート地点はまだわたしたちの過去になっていないからでしょう。
わたしたちが見ることができるのは、過去に起きたものだけです。太陽の光は8分前に発せられたもので、より遠い天体の光は数億年前に発せられたものかもしれません。しかし、8分未来に発せられる太陽光は私達はまだ見ることができないのです。そんな事ができるのは予知能力者くらいです。わたしたちが現実に目にするのは常に過去で、未来は見えないのです。
これが時間直交ランダムウォークの過去が左にあるにも関わらず、右からやってきているようにみえる理由です。時間直交ランダムウォークにとっての過去はわたしたちの未来にあるので、まだ見えないのです。