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プログラミング、3DCGとその他いろいろについて
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もし逆再生動画の世界からカメラを魔法で取り出すことができたとしたら、それを利用して未来の情報を取得することができます。たとえば明日の天気が晴れか雨かがわかります。
カメラは外の景色をメモリに保存する機械ですが、逆再生動画の世界では、まずカメラのメモリに外の光景の画像データが現れ、その後撮影することによって現実世界がその光景になります。
もちろん、カメラのメモリ内に魔法のようにいきなり外の世界の画像データが現れることはありえません。しかし、メモリにランダムなノイズをくわえると、そのノイズが魔法のように(!)外の世界の未来の画像データとなるのです。これは時間逆転する前で言うと、カメラの中の画像データを消去した、ということに相当します。
以下の図は、通常のカメラと時間逆転カメラの比較です。
通常のカメラは、現実世界からの光のパターンをメモリ内に保存します。メモリの画像を削除すると、その情報は外部に熱(ランダムな分子運動)として逃げていきます。
逆再生動画では、まずカメラのメモリの中に未来の景色が映し出され、その後シャッターをきることによってそれが現実となります。未来の景色は、外部からのノイズによってもたらされます。時間が逆転していない世界のノイズはランダムなゴミデータに過ぎませんが、時間逆転した世界では奇跡的にも美しい画像データとなるのです。
では、逆再生動画の世界から魔法のように時間逆転カメラを取り出して、私達が自由にそれを使うことが出来るようになったとしたらどうでしょう?そうしたら、時間逆転カメラで、未来の景色を見ることが出来るに違いありません。
もちろん、時間逆転カメラをそのままの形で現実世界と共存させるのは難しいでしょう。普通のカメラは光を取り入れますが、時間逆転カメラはレンズから光を飛ばすからです。しかしそれなら間にネガフィルムのようなパターンで時間逆転光を吸収する装置を作り、時間逆転カメラと通常時間の世界をつないでやれば、問題ありません!
こうすれば、細かいことは気にせず、画像削除ボタンを押せば未来の光景が現れる魔法のカメラが作れるでしょう!明日の遠足が雨で中止になるかもしれないなどというくだらない不安で眠れなくなる心配はなくなるのです。