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プログラミング、3DCGとその他いろいろについて
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少しずつずれたたくさんの波を足し合わせると、打ち消しあって0になります。暗算できるくらい簡単な方法でそれを確かめます。
次の図のように、同じ波長の波が少しずつずらされて重なっているとします(全部で波は10あります):
この10個の波を足すと、どんな波ができるでしょうか?波というのは足すことによって強くなることも、弱くなることもあります(レンズは波を足して強めますが、防音の壁は波を少しずらして打ち消し合わせます)。この場合はどうなるでしょう?こたえは打ち消しあって完全に真っ平らになる、です。
こうなる理由は、次のように波のペアを考えるとかんたんです。10個ある波を5組のペアに分割します。それぞれのペアは、上下反転するとおなじになります。
このペアは足すと完全に打ち消し合います。上下逆だからです。これは1 + -1 = 0と同じくらい明らかです。
のこりの4組についても同じことがいえます。よって、5組全て足しても完全に打ち消し合い、波は消滅するのです。
このロジックは、波が100個でも一億個でも成り立ちます。少しずつずらしながら重ねられた波は消えるのです。