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プログラミング、3DCGとその他いろいろについて
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ランダムウォークする粒子が穴から出てきて別の穴から出ていく、噴水のようなシミュレーションを書きました。
粒子生成:チェックを入れると、●からランダムに動き回る粒子が作られます。
[リセット]ボタン:粒子をすべて消します。
これは、ランダムに動き回る粒子(1秒間に60回、↑、↓、←、→のいずれかの方向に動く)の噴水シミュレーションです。粒子は●から出てきて◎から出ていきます。ちょうど噴水から水が出てきて、排水口から出ていくようなものです。じっさい、水は目に見えないほど小さい水分子の集合体なので、ランダムな動きの粒子で噴水をシミュレートするのは理にかなっています。
このシミュレーションはチューリング・パターンの模様ができる仕組みと似ています。チューリング・パターンには、物質がたくさんあるところと少ないところがあり、不思議なことに物質濃度の波は凍りついています。海の波のように時間によって何処か別の場所へ移動したりはせず、その場で動かないのです。噴水シミュレーションもある意味、濃度が凍りついています。●付近はたくさん粒子があるのに◎付近は粒子が少ない状態で安定しています。それは、◎が粒子を消すからです。もし●と◎がなければ、バケツに溶いた絵の具のように、どこもだいたい似たような粒子の濃度になるでしょう。粒子が入ってきて出ていく流れがあるため、濃度が違う状態で安定するのです。
これは噴水のシミュレーションですが、ちょっとした冗談として、タイムトラベルのシミュレーションだと見なすこともできます。●から出てくる粒子は未来からやってきており、◎から出ていく粒子は過去へタイムトラベルしたのです!粒子は自分自身の過去とつながるループを描くわけです。
もうお気づきでしょう。実は噴水はタイムトラベルシミュレーションだったのです!大きめの広場に噴水があるのは、タイムトラベルものの人気にあやかるためだったのです!