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プログラミング、3DCGとその他いろいろについて
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化学物質の分解を時間逆転するシミュレーションです。物質を分解すると量が減っていきますが、時間逆転分解には量が勝手に増えていくシュールさがあります。
分子は、食器と同じように、どんなにていねいに扱ってもいつかは壊れます。つまり、たくさんあったとしても、量がどんどん少なくなっていくのです。その様子を目で見えるようプログラムを書きました。
ここでは、未来から情報がタイムトラベルしてきて因果関係のループを形作った時、そのエントロピーがどのように変化するのかを考察します。物理学者は蒸気機関のピストンが一回回る間にどうエントロピーが変化するのかを調べました。なら、タイムトラベルのループが一回転する間にエントロピーがどう変化するのかを調べるのだって理にかなっています!
ある化学物質の量を一定に保とうとしたら、少ないときに生産し、多すぎるときには分解するという高度な条件判断が必要に思えるかもしれませんが、もっと簡単な方法があります。秘伝のタレを少しずつ新しく作ったものに入れ替えるように、物質の一部を一定の速度でつくった新しいものと入れ替え続けるのです。こうすれば高度な条件判断などしなくても、自動的に理想の量を保つようになります。
私たちは電線に電気を通して各家庭にエネルギーを送っていますが、電気の代わりに純粋な情報でエネルギーを配ることはできないでしょうか?なにしろ、<マクスウェルの悪魔>は情報をエネルギーに変換する機械なのです。<マクスウェルの悪魔>はエネルギーを生み出す部分と、エネルギーをそれ以上に消費する部分とに分かれていますが、その2つのパーツを繋ぐのは情報の流れだけです。ということは、片方を発電所に、もう片方を一般家庭に設置すれば、情報を伝えることによってエネルギーを送ることが可能なはずです。