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プログラミング、3DCGとその他いろいろについて
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ふつう、機械を正確に制御したいときには、ランダムさは排除したくなります。50%の確率でしか効かないブレーキなど誰が使いたがるでしょう?しかし場合によっては予想外の動きをするものがあったほうがその機械を信頼できることがあります。それは機械を動作させるタイミングです。「この機械は太陽を消せます。ただしそれは日食のときに限ります」などと言われたらふざけるなと言いたくなるでしょう。
日本語では感謝の意を伝える時「これはめずらしいことだ」という意味の「ありがとう」という言葉を使います。一方で、相手を罵倒するときにも「これはめずらしいことだ」という意味の「異常」という言葉を使います。では……珍しいことは良いことなのでしょうか悪いことなのでしょうか?脳の仕組みがダーウィン主義的プロセスによって動いているという説から考えると、「めずらしいこと」とは突然変異のことであり、良いものでも悪いものでもありうるとみなせそうです。
前回の「わかりやすい刺激を求めるシミュレーション」は、ノードの状態を調節することによって環境をより予測しやすいものに変えます。これは「環境の状態が脳の状態に従属する」ということであり、見方を変えると「自然を支配する」ということでもあります。そう、全宇宙の支配こそが我々の究極の目的なのです!
人間はしばしば難解なものよりわかりやすい刺激を求めます。薄味の精進料理より塩と油のフライドポテトの方が美味しいものです。というわけで、わかりやすい刺激を求めるように学習していくシミュレーションを書いてみました。
生物のシンクロ現象のモデルである「蔵本モデル」をシミュレートします。はじめはバラバラに回転する丸たちが、次第にまとまっていきます。