[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
プログラミング、3DCGとその他いろいろについて
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ときどき「どの生き物が生き残るかは偶然だ」と言われることがあります。しかし一般に、このように偶然で説明するのは危険です。もしかするとカオスのように、一見法則がないように見えて決定論的な法則があるかもしれません。もし偶然で説明する癖がついてしまえば、重要な法則を見逃す可能性があります。それに、現実の宇宙には決定論的に動く要素と確率的に動く要素がありますが、決定論的な流れをたどっていけば最終的には確率的に振る舞う何かに行き着くのは当然です。私達が重視すべきなのは確率的なものを結果につなげる決定論的な流れの方です。
日本語では感謝の意を伝える時「これはめずらしいことだ」という意味の「ありがとう」という言葉を使います。一方で、相手を罵倒するときにも「これはめずらしいことだ」という意味の「異常」という言葉を使います。では……珍しいことは良いことなのでしょうか悪いことなのでしょうか?脳の仕組みがダーウィン主義的プロセスによって動いているという説から考えると、「めずらしいこと」とは突然変異のことであり、良いものでも悪いものでもありうるとみなせそうです。
科学はしばしば問題をいくつかの小さな問題に分解して一つ一つ対処します。これ自体は私達がほとんど無意識にしていることですが、ここではこのような手法を取ることのメリットについてもうすこし厳密に考えてみましょう。
多数決で勝ったほうが自信を持ち、ますます勝ちやすくなるシミュレーションです。
最もかんたんな論理ゲートの一つであるANDゲートを使って、人間の精神活動において大きな役割を果たしているとされる注意のシミュレーションをしてみます。