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プログラミング、3DCGとその他いろいろについて

時間逆転と第二種永久機関

仮に時間逆転した世界があり私達がそれにコンタクトできるとすると、第二種永久機関を楽に作れます。エンジンを動かして出て来る排気ガスを時間逆転させればガソリンに戻るからです。図で確認しましょう。


永遠の炎

私達が発電して出てきた排気ガスを時間逆転世界にもっていき、時間逆転炎にくべるとガソリンに戻ります。時間逆転炎は空気中や地面からエネルギーをかき集め排気ガスから燃える前の物体を作り出すからです(ですからガソリンではなく木になる可能性もありますが、燃やせる何かになることには違いありません)。こうやってつくった燃料を私達の世界に持って帰ってまた発電に使うのです。

これはある種の永久機関で、第ニ種永久機関と呼ばれています。第ニ種永久機関は第一種永久機関と違ってエネルギー保存の法則を破りません。作り出されるガソリンに蓄えられているエネルギーは無から生まれるのではなく、空気中や地面の熱エネルギーからかき集められているからです。(ですから、これを動かすと周りの空気や地面は少し冷えます。厳密には、これを動かす前に周囲の気温が高くなり、動かすと通常の気温に戻るのです。)

第ニ種永久機関はエネルギー保存の法則を破りはしませんが、やはり実在しないと考えられています。熱力学第二法則、エントロピー増大の法則を破るからです。エネルギーとは時間が経つと周りに散逸していくものであり、勝手に集まってくるなどということはありません。まあ、木こりがせっせと働いて色んな場所から木を集めてくるように、別にエネルギーを消費すれば散逸したエネルギーを集められないことはありませんが、それでは「勝手に集まってくる」とはいえないわけです。

ところが、時間が逆転した世界なら話は全く違ってきます。時間逆転世界ではエネルギーが集中していくのがむしろ自然なのです。あちらの世界の人々にとってエントロピー増大の法則を満たしているようにみえる現象は、私達から見るとエントロピー増大の法則に反しているようにみえるのです。

これが、第二種永久機関を作るには大変好都合なのです。第ニ種永久機関が作れないのはエントロピー増大の法則を破ってしまうからですが、時間逆転世界ではエントロピー増大の法則は私達から見ると破れるのが普通です。つまり第二種永久機関など作れて当然なのです。

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