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Memeplexes

プログラミング、3DCGとその他いろいろについて

まっすぐになろうとするメビウスの輪

もしメビウスの輪の各部分に意思があり、自分の周りの歪みを正したがるとしたらどのような動きをするでしょう?シミュレートしてみました。


歪みの自己組織化

解説

これはメビウスの輪のねじれを正し真っ直ぐにしようとするプログラムです。ねじれ解消のためのルールは2つあります。①メビウスの輪の各部分はランダムなタイミングで自分の周囲のゆがみを正し真っ直ぐにしようとします。②ただし、歪みを正す力はすでにまっすぐになっている部分のほうが強いのです。

このルールでシミュレーションを動かすと、メビウスの輪のねじれは数カ所に集中します。ねじれの大きい部分にはねじれを解消する力がほとんど無いので、さらにねじれを押し付けられてしまうのです。

シミュレーションが進むと、きれいなところはキレイにまっすぐになるのですが、歪んでいるところは極端に歪むといった結果となります。まさに社会の縮図です!

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