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プログラミング、3DCGとその他いろいろについて

タイミングの悪い経路を自動的に消す その2

今回のプログラムは前回と同じ計算をしていて同じ結果を出しますが、計算の解釈のしかたが違い、シンプルになっています。


脈動するゴール

操作方法

[スタート]ボタン:シミュレーションをスタートします。このプログラムは、一回目のシミュレーションと2回めでやることが違います。一回目のシミュレーションは、2回めのための下準備で、2回めのシミュレーションをやって初めてすべての計算が完了するのです(なので2回押して下さい)。

解説

このプログラムは、前回と同様光の経路の一部をさえぎることによって、逆に光を強くするシミュレーションですが、違うものの見方で表示をしていて、見た目がよりシンプルになっています。行っている計算は全く同じです。

今回のプログラムでは、ゴールが脈動していて、その脈動とタイミングの合った経路のみが生き残ります。脈動は緑色の矢印で表されており、矢印が上を向いている時に光がゴールに到着する経路は生き残るのですが、下を向いているときに到着する経路は削除されます。

緑色の矢印は光がやってくるタイミングの予測だとみなすことができます。上を向いていたら光がやってきてほしくて、下を向いていたら光は来ないだろうと思っているのです(擬人化した表現ですが、光の屈折を溺れた人をなるべく早く助けに行きたいライフガードでたとえるようなものです)。下を向いているときに光がやってきたら、その経路はシャットアウトします。人は自分の見たいものだけを見ますが、光のたどり着くゴールだって似たようなものです。

お察しのとおり、緑色の矢印とは、すべての経路の矢印をつなげてつくったものです。ある経路からゴールに仮想の光が到達すると、大きなストップウォッチに上向きの矢印が追加されます。この矢印は時間が経つと回転するため、タイミングの違いによって曲がりくねったつながり方をします。緑色の矢印は、最初と最後の点の間に引かれたものです。これは集団の総意のようなもので、それに反したかわいそうな少数派達は迫害されてしまうのです。

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