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プログラミング、3DCGとその他いろいろについて

自然淘汰は量子力学のシミュレーション

量子力学は生物学と結びついた時オカルト的傾向を強めますが、頭の体操としてなら無害で楽しいものです。ここでは、生物の進化が量子力学のシミュレーションになっているということを証明します!


いろいろな経路を通り、選ばれたものだけが生き残る

自然淘汰と量子力学の共通点で最も明白なのは、途中でいろいろな経路を通るものの、生き残るのは選ばれし者だけだという点でしょう。生き物はたくさんの子を生み、次世代に残るのは自然環境に選ばれし個体だけです。そして光子のような小さな物質は、観測をやめるとたくさんの仮想の光子に分裂し、次に観測した時現実となるのは選ばれし光子1つだけです。どちらも、チェックポイント以外では分身しているのです。

同類と助け合うやつが生き残りやすい

進化生物学者ウィリアム・ハミルトンは、遺伝的に近縁な個体同士で利他行動が進化しやすいことを発見しました(自分を犠牲にする働き蜂がその極端なケースですが、子育てヘルパーするシロビタイハチクイのようなもっと穏当なケースもあります)。これはじっさい当然のことで、家族同士で殺し合いしまくるような遺伝子は次の世代に伝わる可能性は低くなるわけです。遺伝子を共有した近縁な個体で助け合えば、その遺伝子が次の世代に伝わる可能性は高くなるでしょう。

これは明らかに、波の強めあいのシミュレーションです。波が強めあった場所で光子が観測される確率は高く、波が打ち消し合う場所での確率は低いですからね。光子にとって場所が遺伝子なのです。生物にせよ光子にせよ、強め合う情報は現実世界に残る確率が高く、弱め合う情報は現実世界から消える確率が高いわけです。

有性生殖

現在、有性生殖がなぜあるのかは厳密には未解決問題です。多様性云々では厳密には説明ができません。メスにとっては、オスの遺伝子で自分の遺伝子を半分に薄める理由がわからないのです。こっそり無性生殖するメスが現れたら、自分の遺伝子をライバルたちの2倍の速度で広められるため、無性生殖遺伝子をもった個体が多くなるはずです。実際、ギンブナは無性生殖です。しかしなぜか、他の多くの生物では有性生殖を行っているのです。

この謎は、自然淘汰が量子力学のシミュレーションだと考えると突破口が開けます!生物が有性生殖をするのはなぜか?それは波動が強め合うからです!!同じスタート地点から違う経路を通って同じゴールにたどり着く時のことを考えると、2つの経路でかかった時間が同じなら、波が強めあいゴールの確率はは大きくなります。有性生殖をすれば、子供の存在確率は大きくなるに違いありません!こんな素晴らしいトリックが自然淘汰によって選択されないわけがありません。

こう考えると、有性生殖の他の性質も上手く説明できます。近親相姦だとうまくいかないのは、あまりに遺伝子が同じだと、別れていると判断されないからです[誰によって?]。そしてネズミとイルカほど離れた2つの種だと子供を作れないのは、あまりに違いすぎて、そもそも同じスタート地点の2つの経路だとみなされないからです[誰によって?]。程々の遺伝的距離のときようやく、2つの異なった経路が合流しているとみなされるのです[誰によって?]。

他にも興味深い結論が導かれます。これは上述の血縁同士の助け合いの時間スケールを大きくしただけです。実は血縁淘汰と有性生殖は本質が同じなのです!一旦別れた者が再び出会い、共同して何かを行うと強くなるのです!

なぜこんなことをするのか?

ではなぜ生物は量子力学をシミュレートするのでしょう?それは、生物が量子コンピュータになりたがっているからに違いありません!もし量子コンピュータのような計算能力を得ることができれば、それは生存に大いに役立つでしょう。その力を持たない生物をすべて駆逐したはずです。よって、すべての生物は量子力学のような計算を大いに利用していると確信できるのです!

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