忍者ブログ

Memeplexes

プログラミング、3DCGとその他いろいろについて

同期現象シミュレーション(蔵本モデル)

生物のシンクロ現象のモデルである「蔵本モデル」をシミュレートします。はじめはバラバラに回転する丸たちが、次第にまとまっていきます。


蔵本モデル


回転速度のばらけ具合:

操作方法

[Start]ボタン:シミュレーションをスタートします。

回転速度のばらけ具合:各点の回転速度のバラけ具合を設定します。右につまみを動かすと回転速度はばらばらになり、左につまみを動かすと回転速度は似たようなものばかりになります。

[位置をバラバラにする]ボタン:点の位置をバラバラにします。点がまとまってそれ以上変化が見られない時、このボタンを押すとまたまとまっていく様子が見れます。

解説

これは、生物のシンクロ現象の数学的モデルである「蔵本モデル」です。水色の点が様々なスピードで青い円の上を回っていますが、次第に一か所にまとまっていきます。

スピードが違うのにどうして一か所にまとまるのか不思議に思うかもしれませんが、それはそれぞれの点がお互いに速度を微調整するからです。他の点より遅れていればスピードアップし、進んでいればスピードダウンします。他の人と一緒にランニングしているときのようなものです。それぞれの本来のスピードは違うのですが、お互いに合わせるため、まとまるのです。

このモデルの面白いところは、あまりに回転速度が違うとまとまらなくなってしまう点です。[回転速度のばらけ具合]つまみを右に移動してみて下さい。回転速度が多様になり、まとまらなくなります。一時的にまとまることもあるかもしれませんが、すぐにバラけます。互いに歩調を合わせるには、ある程度似通っていなければいけないのです。

拍手[0回]

PR