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プログラミング、3DCGとその他いろいろについて
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いろんな周期の定常波を足して、オーケストラの指揮者のようにリズムを刻む波を作り出します。
[波の数]:足す波の数を設定します。この数が大きいほど、出来る波は細かく振動します。
[表示]:表示モードを設定します。sin波モードか定常波モードがあり、sin波モードはより基本的ですが、定常波モードのほうがよりまとまっています。
これは、いろんな周期で振動する定常波を足して、リズムを刻む波を作り出すシミュレーションです。ふだんは小さく振動していますが、ときおり大きく振れます(この周期はいつも正確に同じタイミングです)。
どうしてときどき大きく振れるのでしょう?この波のもとになっている定常波たちは、それぞれ一定の周期で一定の大きさで振れているだけです。常に変わりません。常に変わらないものだけから、どうやって時々変化するものを作り出しているのでしょうか?
こたえは、それぞれの定常波のタイミングの合致です。ふだんはそれぞれ勝手気ままに振動しているので山と谷がほとんど打ち消し合い小さな波しかできませんが、時々それが上手く噛み合って大きな山や谷を作るのです。
もちろんタイミングが合うには条件があり、それはそれぞれの波が振動する速さが1:2とか2:5のような整数比になっている必要があります(1:3.14...はだめです。無理数の振動とは噛み合うことがありません)。このシミュレーションでは、一番上の定常波は振動の速さが1,つぎが2,つぎが3…となっています。もし整数比にしなかったら、山と谷が打ち消し合うばかりで小さな波しかできないでしょう。(ちなみに、音楽の和音も整数比になっていて、たとえばド:ミ:ソ≒4:5:6です。)