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プログラミング、3DCGとその他いろいろについて

重力逆転

重力の向きが逆転すると物体は落ちるのではなく上がります。時間逆転現象ににていますが、軌道が微妙に異なり、厳密には別物と考えるべきでしょう。


デモ

操作方法

キャンバスをマウスで押す:ボールが生成され、重力に引かれて動きます。

[重力逆転]:チェックを入れると、重力の向きが逆転し、ボールは上に落ちます。

解説

これは重力の向きを逆にするだけの、とてもかんたんなプログラムです。[重力逆転]にチェックを入れると、ボールは上へ落ちていきます。一見おかしな話に見えますが、みなさんは逆立ちすればこの現象をいつでも見ることができます。

このシミュレーションをわざわざ作ったのは、時間逆転との違いをはっきりさせたかったからです。物体の落下を時間逆転させると、最初はスピードのある物体に、徐々に重力によりブレーキがかかります。つまり、時間逆転させても重力はいつもと同じ向きなのです。

ところが、重力を逆転させるとは話は違います。重力が逆の場合は最初停止していて、それから逆転した重力により上へと加速していくのです。重力の向きが逆になっているからです。

時間逆転と重力逆転は、物体が上へ移動するという点では同じですが、速度の変化具合が違うのです。

重力逆転のグラフも時間逆転のグラフも、通常の自由落下のグラフを回転させたり反転させたりしたものと同じ形をしています。実際、この2つはそれほど現実とかけ離れた現象ではありません。重力逆転は逆立ちすることで、時間逆転は目標めがけてボールを投げることで、現実世界でも同じ現象を見ることができます。

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