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プログラミング、3DCGとその他いろいろについて

化学物質の時間逆転分解

化学物質の分解を時間逆転するシミュレーションです。物質を分解すると量が減っていきますが、時間逆転分解には量が勝手に増えていくシュールさがあります。


レプリケーター

時間逆転分解速度:

操作方法

[←]キーを押す:物質を減らします。(この操作はキャンバスを一度クリックしてから出ないとできません)

[→]キーを押す:物質を増やします。(この操作はキャンバスを一度クリックしてから出ないとできません)

時間逆転分解速度:時間逆転分解速度、つまり物質の増える率を設定します。左端は全く増えず、右端は目にも留まらぬ速さ(一秒間に60回2倍になる)です。

解説

物質は分解されると数が減ります。といういことは、時間逆転分解すると物質は増えていき、その増え方は指数関数的です。どういうことかというと、物質が多ければ多いほど増え方も急だということです。

次のように想像してみて下さい。二酸化炭素と水蒸気の立ち込めた広大な空間があります。ここに、時間逆転炎とブドウ糖分子が1つでもあれば、そのブドウ糖分子は数を増やしていきます。ブドウ糖分子が10個あれば、増える速度も10倍です。…しかし、もしブドウ糖分子がなければ、数は増えません。あたかも、ブドウ糖分子が仲間を増やしているかのような不気味さがあります。

ここで何が起きているのか詳細を見てみましょう。まず、エネルギーは低いところから高いところに上がります。次の図で言うと、右から左へ移動するのです。周囲の空気からエネルギーが集まってきて、ブドウ糖(と6つの酸素分子)を具現化するのです!

奇妙なことに、このエネルギーの集中現象は、ブドウ糖がなければ(めったに)起きません。ブドウ糖が1つでもあれば、エネルギー集中現象が頻繁に起きるようになります。あたかもブドウ糖にエネルギーを集中させる超能力があるかのようです。まあ、逆再生動画には超能力のような現象はよく出てくるので、これはあまり不思議ではないのですが。

わたしはここでこんなことを考えてしまいます。もしここにガソリンの分子があったとしたらどうなるでしょう?ガソリンはいくつかの種類の分子が混ざった油ですが、どの分子も炭素、水素、酸素からできています。つまり、この水蒸気と二酸化炭素の空間の時間逆転炎にガソリンを一滴でもたらせば、ガソリンが勝手に増え、水蒸気と二酸化炭素をブドウ糖と奪い合うでしょう。いわばつなひきです。ブドウ糖とガソリンは、異なった未来(時間逆転した過去)をもっていて、それぞれが現実を自分の未来に引きずり込もうとしているのです!!

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