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プログラミング、3DCGとその他いろいろについて
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絵の具の粒子の色分けシミュレーションです。通常、青い絵の具と赤い絵の具は混ざったら紫になって二度ともとに戻りませんが、もし絵の具粒子の色を変える魔法の機械があったとしたら、色は少しだけ分離するでしょう。
青→赤変換器の大きさ:赤い領域(入った粒子の色を赤くする)の幅を設定します。
赤→青変換器の大きさ:青い領域(入った粒子の色を青くする)の幅を設定します。このシミュレーションは、絵の具粒子の色を変える魔法の機械を使って、見た目だけ時間を逆転させます。赤い絵の具と青い絵の具が混ざって水の中をランダムな動きをしながら漂っているのですが、赤い領域に入った絵の具粒子は赤くなり、青い領域に入った絵の具粒子は青くなります。こうなると面白いことが起きます。その2つの領域の間の絵の具粒子は、赤と青のグラデーションを描きます。赤領域に近いほうが赤い粒子が多く、青領域に近いほうが青粒子が多いのです。これは、2つの絵の具が混ざるときの瞬間を切り取ったかのようです。普通なら、青も赤も完全に混ざって濃度はどこもおなじになるでしょう(じっさい、2つの領域の幅を0にすればそうなります)。でもこのシミュレーションでは、濃度はおなじになりません。混ざりかけた状態で時間が止まっているかのようです!(まあ、たしかに個々の粒子は動いています。今言っているのは「現実の絵の具なら個々の粒子は小さすぎて見えないため、肉眼では時間が止まっているかのように見えるだろう」、という意味です。)
もちろん、絵の具の色を変える魔法の機械など現実にあるわけありません。それはSF的ナノテクノロジーであり、実現するのは未来のことです。しかし、これが生物の体内で、絵の具ではなく何かの化学物質だったとしたら、現時点であっても驚きません。生物の中では似たような物質を相互に変換するというのはよくあることだからです。ATPはリン酸が取れてADPになり、ADPはリン酸がくっついてATPになります。もしかすると、私達の身体が偶然このシミュレーションのような濃度のグラデーションを作っているかもしれませんね。