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Memeplexes

プログラミング、3DCGとその他いろいろについて

シールドを作る自然淘汰

生き物は衝撃から自分を守るためにシールドを作ることがあります。たとえば哺乳類の毛皮で、人だと頭にたくさん毛が生えています。生きるのに必須な部分の周りにシールドを作ると、衝撃によるダメージを軽減することが出来るのです。ここではシールドができていく様子のかんたんなシミュレーションを行います。


衝撃から身をまもる

災害がやってくる方向

操作方法

左:左から衝撃がやってくる設定にします。

なし:衝撃がやってこない設定にします。

右:右から衝撃がやってくる設定にします。

解説

これは生き物がシールドを作って身を護るシミュレーションです。このシミュレーション中には繁殖能力を持った9匹の仮想生物がいて、徐々により的確な場所にシールドを作るよう進化していきます。9匹のうち衝撃を防げなかった個体はほとんど子孫を残せないため、時とともに数を減らしていきます。いっぽう、衝撃を上手くシールドで防げた個体は数を増やしていきます。つまり、全体として、衝撃のやってくる方向をあらかじめ知っているかのような個体が増えていくのです。

衝撃がやってくる方向をいろいろ変えてみて下さい。時間はかかるものの、シールドが衝撃を防げる位置に変化していくはずです。この仮想生物たちは、あなたの決めた環境に適応するのです。あなたが左から衝撃を与えるように設定すれば、シールドは左に作られ、右だと右に作られます。

もし衝撃を与えなかったらどうなるでしょう?そうすると、仮想生物たちはシールドを好き勝手な場所に作り始めます(あるいは、作らない可能性もあります)。無秩序状態になるのです。皮肉なことに、秩序は外部からのストレスによって作られるのです。異星人の地球侵略によって人類が一致団結するようなものです。前近代で言うところの神の試練というわけです。

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