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Memeplexes

プログラミング、3DCGとその他いろいろについて

子孫を増やして生き残る確率を上げる

基本の確認です。生き物が生き残る確率を上げるには、①「数は少ないが一体一体が高性能なので生き残る」か、②「一体一体は単純だが数が多いので何体かは生き残る」という2つの戦略があります。今回は②のシミュレーションを行います。単純すぎて、子孫を残す以外のことは何一つできないとても単純な生物です。


生き残る確率を上げる

生き残る確率:
子孫の数:

操作方法

子孫の数:残す子孫の数を設定します。最大は4体です(これ以上増やすとパターン数が多くなりすぎて表示しきれないため)。

解説

あたりの確率が50%のクジを確実に当てる方法は何でしょうか?一番簡単なのは、当たるまで何度も引く、です。あなたがこっそりクジを何度も引けば、それを知らない人からはあなたが確率をねじ曲げる超能力を使ったように見えるでしょう。たくさん子供を作るマンボウのような生き物がやっているのはそういう戦略です。一体一体が生き延びる確率は低くても、マンボウのように数億体も用意すれば何匹かは生き残りそうです(絶滅する可能性ももちろんあるでしょうが、何体か残る確率は、一体が生き延びる確率を考えれば、十分大きいでしょう)。

これはそのシミュレーションです。「子孫の数」入力欄の数字を増やすことで、生き残る確率を上げることができます。黄色い顔マークは生きている個体で、緑色は死んだ個体です。全てが緑色になった状態は絶滅を意味し、四角の内部は灰色になります。一匹でも生きている状態、つまり黄色い顔が1つ以上ある四角は、血統が次の世代に残ったということを意味します。子孫の数を増やせば増やすほど、白い状態は増えていき、灰色の状態の占める割合(絶滅する確率)は下がっていきます。

一体の子供が生き延びる確率は50%です。子供が一体だけなら次の世代まで続く可能性は50%のままですが、子供が増えればふえるほど100%に近づいていきます。子供が一体ふえるたび、絶滅する確率は半分になるのです。自己複製は確率をねじ曲げる魔法なのです!

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