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プログラミング、3DCGとその他いろいろについて
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ここの時間の矢の衝突が起きる正確な条件を考察します。「打ち込んだ物体はもとの時間の矢を受け継ぐ」と私は最初考えましたが、正確には「つねに時間の矢の矢羽部分になる」と考えたほうがいいでしょう。
前回このような図を載せました:
しかし、これ以外の状況でも広がって集まるパターンを作れるはずです。たとえば、2つの時間逆転時間世界間で物体を移動させる場合です:
ある時間逆転世界が一点に集中させたランダムウォークを別の世界に移植してもやはり同じ現象が起きます。一点に集中させたランダムウォークは「過去になる力」が大きいので(つまりエントロピーが小さいので)、移植先でもやはり過去になり、時間の矢が反転するのです。
おや!これは変です!この2つの世界は時間の矢の方向が同じなので、普通の時間の世界2つでもこんな現象を考えることができるはずです。実は、これは公園のハトが私達の目の前で別世界の生き物に変身する状況と等しいのです(私はまだそんな状況にお目にかかったことはありませんが)。いったんハトとしての姿は崩れるでしょうが、次第に秩序だった形を帯び始め、やがて完全に別世界の生き物となります。
ということは、時間逆転ランダムウォークを応用すれば、おとぎ話の世界を再現できるはずです。